民族名 | 客家民族(ハッカ民族) |
英語名 | Hakka、Guest People |
自称 | 客家(ハッカ)、客家人(ハッカギン) |
別名 | Kejia、Kechia |
名前の由来 | 客家は、中国南方の華南地方の先住民による、外来者という意味。
決して、中国への外来者ではなく、むしろ、中原(ちゅうげん:黄河流域)発祥の正統な漢民族である。 |
人口 | 約4千5百万人(推定)
その内、香港に、約70万人(推定)(香港人口の約1割) |
他国の同属 | 海外に、約500万人(推定)
台湾に、約267万人(推定)(台湾人口の約12%)
タイに、約64万人(推定)(タイの漢民族の人口の約16%)
西マレーシアに、約79万人(1980年:推定)(西マレーシアの漢民族の人口の約21.7%)
マレーシア、サラワク州に、約16万7千人(1990年:推定)(サラワク州の漢民族の人口の約32.4%)
シンガポールに、約17万人(1990年:推定)(シンガポールの漢民族人口の約7.4%)
日本に、約2千人(推定)。(その他に、素性を隠している、もしくは、本当に、素性を知らない人が、3千人くらいいるようだ。)
その他、マレーシア、サバ州、フィリピン、インドネシア、ベトナム、アメリカ、カナダなど。 |
分類 | 20の主要な氏族に分かれる。 |
居住地 | 主に、中国南部の福建省西南部、江西省南部、広東省東北部梅州市までの山岳地帯。
その他、広西壮族(チワン族)自治区、四川省、海南省、湖南省、貴州省、河南省、安徽省、香港、マカオなど。 |
言語 | 客家語
8つの方言に分かれる。
古代黄河流域の言語の語彙や、音韻を、多く残している。
地方により、方言差も大きい。
かつては、北京語に近かったようだ。広東語、福建語とは、まったく違う。 |
起源 | 少なくとも、始皇帝時代からの、中原(黄河流域)を起源とする、正統な漢民族である。
北方民族に追われ、南下した漢民族の中で、先頭に立って、勇敢に戦った故に、最も、南へ追いやられた。
始皇帝時代に、現在のベトナム北部辺りまで、領土を拡大したときが、最初の移住とされる。その後、何度も、戦争のために、移住を繰り返している。 |